⑤ 過敏性腸症候群IBS関連

他人から理解されにくい【過敏性腸症候群IBS】

⑤ 過敏性腸症候群IBS関連

こんにちは、珠子(@furatamako)です (*_*)

お腹を壊しやすいとか、便秘になりやすいとか、お腹の調子が整わないとか、お悩みはありませんか?

もしそのような症状が続いていたら、あなたも過敏性腸症候群かも知れません。


およそ10人に1人が、発症していると言われる過敏性腸症候群。

看護師×IBSの私が、『過敏性腸症候群の病態』を、体験を基にお話ししたいと思います。

一番心配になることは、「治るのか?」ということ

 ⇨ 結論:経過や予後は、人それぞれ・さまざまです。

他人から理解されにくい【過敏性腸症候群IBS】

過敏性腸症候群は、英語でIrritable Bowel Syndrome。

その略名で、IBSです。

定義

過敏性腸症候群の定義:腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気。検査にて炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないのに、下痢や便秘、腹痛とそれに関係する便通異常が慢性的・再発性に持続する機能性消化管疾患。致死的な疾患ではない。

検査で異常が認められないのに、下痢や便秘、腹痛などお腹の症状が続く病気
過敏性腸症候群の問題

① 症状でQOLが著しく低下する

② ほっておくと病状が重症化する

原因

働き盛りの20歳代~40歳代に多いと言われています。

注目! いろいろな説がありますが、原因はハッキリと分かっていません。

  • ストレス(脳腸相関)
  • 感染性腸炎後の発症(感染性腸炎後の発生率は6~7倍)
  • 腸内細菌(腸内フローラ)
  • アレルギー(免疫)
  • など

 ⇨ 世間では、ストレスの病気としてくくられています。

症状

  • 腹痛(内臓知覚が過敏となり腹痛が起こる)
  • 下痢、便秘などの便通異常
  • 腹部不快

注目! 症状により外出できなくなったり、QOLが著しく低下します

自律神経失調症状:めまいや頭痛、動悸、肩凝りなど。
精神症状:睡眠障害、不安、気分の落ち込み、うつ病、イライラなど。

検査・診断基準

検査・アルゴリズム診断

3ヵ月間、症状が慢性的・再発性に持続する患者を対象として、器質的疾患を鑑別するためのアルゴリズム診断が行われ、器質的疾患が認められないと ローマ IV診断基準による診断が行われる。⇨ ここで行われる主な検査:大腸内視鏡検査、採血、問診、触診など。

ローマ IV の IBS診断基準
トグルボックス内容週に1回以上の腹痛が3ヶ月以上続き、2つの以上(下記3つの項目中)の項目を満たし、症状は6ヶ月以上前から出現していること。
  1. 排便により症状が改善すること
  2. 排便頻度が症状の変化に関連すること(増えたり減ったりする)
  3. 便の形状が症状の変化に関連すること(柔らかくなったり硬くなったりする)

以上のように、排便により症状が和らぎ、便の回数や性状に変動が見られる。

※ ローマ III には「腹部不快感」が含まれていましたが、2016年改訂のローマ IV は含まれません。
しかし、私を含めた多くの過敏性腸症候群のみなさんは、腹部不快でも悩まされているのは事実

ブリストル便形状尺度

ブリストル便形状尺度】7段階からなる評価スケール

  1. コロコロ便:硬くてコロコロの兎糞状(兎のウンチ)の便
  2. 硬い便:ソーセージ状であるが硬い便
  3. やや硬い便:表面にひび割れのあるソーセージ状の便
  4. 普通便:表面が滑らかで柔らかいバナナ状、あるいは蛇のとぐろ状の便
  5. やや柔らかい便:ハッキリとしたシワのある柔らかい半分固形の便
  6. 泥状便:境界がほぐれて、フニャフニャの不定形の小片便、泥状便
  7. 水様便:水曜で固形物を含まない液体状の便
IBS分類・評価

便の形状から「便秘型」・「下痢型」・「混合型」・「分類不能型」と分類される

便秘型(IBS-C)硬便または兎糞状便が25%以上あり、軟便(泥状便)または水様便が25%未満のもの。慢性下痢型(IBS-D)軟便(泥状便)または水様便が25%以上あり、硬便または兎糞状便が25%未満のもの。混合型(IBS-M)硬便または兎糞状便が25%以上あり、軟便(泥状便)または水様便も25%以上のもの。分類不能型(IBS-U)便性状異常の基準がIBS-C,D,Mのいずれも満たさないもの。
便秘型(IBS-C)硬便または兎糞状便が25%以上あり、軟便(泥状便)または水様便が25%未満のもの。慢性下痢型(IBS-D)軟便(泥状便)または水様便が25%以上あり、硬便または兎糞状便が25%未満のもの。混合型(IBS-M)硬便または兎糞状便が25%以上あり、軟便(泥状便)または水様便も25%以上のもの。分類不能型(IBS-U)便性状異常の基準がIBS-C,D,Mのいずれも満たさないもの。

治療

人には、理解されにくい病気、

自分が良いと思うこと(危険なこと以外)は、全部トライしましょう!

そして、振り返りができるように、記録を残しておきましょう。

♢ どんな治療・トライできることがあるか

  • 規則正しい生活(昔ながらの生活、不摂生をしない、排便コントロール、食事の仕方など)
  • 食事療法(FODMAP、グルテンフリー、マクロビ、薬膳、一般的な食事療法、プロバイオティクス・プレバイオティクスなど)
  • 薬物療法(病院処方、漢方、市販)
  • 運動療法(有酸素運動、ウォーキング、ヨガなど)
  • 睡眠と休息(質の良い睡眠、趣味、過労は避けるなど)
  • リラクゼーション(自律神経訓練、瞑想・マインドフルネス、深呼吸、認知行動療法など)
  • 心理療法、催眠療法
  • その他の代替治療(ハーブ、ツボ、お灸、針、整体、電磁治療、冷え予防など)
  • 便移植(高額)

※昔から腹部症状に対する効果が期待されていたペパーミントオイルは、近年も治療に用いることを提唱されています。

しかし、それ以外の代替治療は、ほとんど無効か症例数が少ないので推奨されていません。

私の注目! 「プロバイオティクス・プレバイオティクス」と「ペパーミントオイル」!

これらに関した、合わせて読みたい関連記事はこちらです。

経過・予後

加齢と共に症状が緩和されていったり、改善したり、私のようにIBSタイプが変わっていくこともあります。
経過・予後はさまざまなのです。

注意‼ 注意しないといけないことは、過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎・クローン病の症状は似ています。過敏性腸症候群と診断されても、血便が混じるなど症状が現れた場合は、主治医に相談しましょう! また、研究が進むにつれ、神経ネットワーク変化、脳脊髄の異常、脳のある部分が萎縮、遺伝の関与なども示唆されています。

まとめ

看護師×IBSの私が思う【治療で大切なこと

  • まず、病院で検査を受ける!(他の病気が隠れているかもしれない)
  • 今ある症状を緩和して、病気を重症化させない!
  • 生活習慣を見直す!(食生活、生活リズム、睡眠など)
  • 闘病のための環境を整える!(生活環境、職場環境など)
  • 自分を観察!(ウンチ・食事・症状など。重大な病気のサインがあるかも。)
  • 危険なこと以外、とりあえず試す!(個人差があるので、自分が試さないと良いか悪いか判断できない)
  • 病気の原因が複数に絡み合っているので、治療も複数・総合的に行う!
  • イザというときのため、信頼・相談できる医師などを見つける!

病気と長い付き合いになるかもしれませんが、

自分と相性の良い「症状が緩和される方法」を見付け、自分の世界を変えられると良いですね!

決して無理はせず、自分のペースで、自分が良いと思うことは記録を録りながら全部トライしましょう!

【 参考元 】ウィキペディア(過敏性腸症候群) 、日本消化器病学会ガイドライン 

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