こんにちは、珠子(@furatamako)です (^^)/
今回は、
あまり聞いたことない名前のお腹の病気「 小腸内細菌異常増殖症 SIBO」についてです。
お腹に「菌が増えるだけ」と軽く思って、ほっておかないで~(*_*)。重大な病気の原因となるかもしれません。
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【 過敏性腸症候群 IBS】と【 小腸内細菌異常増殖症 SIBO 】
小腸内細菌異常増殖症 SIBO( Small intestinai bacterial overgrowth syndrome )とは
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さまざまな症状や病気を発症させる病気
小腸内細菌異常増殖症 SIBO:症状
♦ 主な症状
※ 小腸の細菌が発酵・ガスや毒素を発生し、さまざまな病気に関係しています。
♦ SIBOが引き起こす病気・その他の症状
関節痛、頭痛、うつ、不安感、パニック発作、不眠症、記憶力低下、肥満、痩せ、湿疹、ニキビ、肌荒れ、心不全、肝不全、腎不全、むずむず脚症候群、リーキーガード症候群、腸カンジダ、線維筋痛症など
小腸内細菌異常増殖症 SIBO:原因
♦ 原因に、心当たりはありませんか?
・腸機能不全、消化器疾患(クローン病、IBSなど)
・手術・子宮内膜症などによる腸癒着や狭窄、腸蠕動運動の低下、消化酵素減少(胆汁、膵液、胃液など)
・胃酸分泌抑制剤・鎮痛剤・抗生剤などの内服、萎縮性胃炎
・感染性胃腸炎
・糖尿病、甲状腺機能低下などの内分泌疾患
・免疫力低下
・歯周病菌
・食生活、不摂生な生活
・ストレス
・激しい運動
・老化・女性
・その他
小腸内細菌異常増殖症 SIBO:検査
・大腸カメラ検査:
SIBOならIBSと同じで、きっと「 異常なし 」と言われてしまいます。
・SIBOガス分析検査:
まだ保険適応でないため「 高額 」です。
・その他
小腸内細菌異常増殖症 SIBO:治療
・医師からSIBOのための抗生剤を処方してもらう
※ まだ保険適応ではありません。
・『 低 FODMAP 食事療法 』症状を緩和する
※ 健康に良いと思って食べていたものが、SIBOやIBSの人には逆効果でした。
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『 低 FODMAP 食事療法 』について
いくつかの短鎖炭水化物「FODMAP」の中から、嫌な症状を引き起こしている炭水化物を探し出し、その原因となる炭水化物の摂取を避けることで症状が緩和されるという食事療法。※注意:下痢や便秘の裏側には、重大な病気が隠れている場合があります。必ず、病院で診察と検査を受けましょう!!!
・ 過敏性腸症候群や小腸内細菌異常増殖症、潰瘍性大腸炎、クローン病、セリアック病、機能性ディスペプシア、線維筋痛症などの症状緩和に効果のある食事
・ 短鎖炭水化物「FODMAP」 の 1日 摂取量を3g以下に抑える食事
・ 目的:腹部症状の原因となる短鎖炭水化物「FODMAP」 を見つける
・ 期間:8週間以上(FODMAP除去期3週間+FODMAPチャレンジ期5週間以上)
低 FODMAP 記事をご参照ください。
関連記事 【 低 FODMAP フォドマップ 】過敏性腸症候群IBSの食事療法について
※ SIBOの症状緩和にも効果ありです。
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『 低 FODMAP 食事療法 』 実施前の注意事項
・受診や検査を受けていない人は、まず病院を受診して医師と相談しましょう。
・医学的評価なしで低フォドマップ 食事療法が行われると、 消化器症状が改善し、
深刻な病気の症状を隠してしまうことで、正確な診断と治療が遅れる可能性があります。
・フォドマップ を長期間摂取しないと、腸内微生物叢およびメタボロームに悪影響を及ぼす可能性があります。
・もし症状が悪化するようなことがあれば、担当医師に相談しましょう。
参考・引用資料
モナッシュ大学さま、江田医師 著「腸内細菌の逆襲」、江田クリニックホームページ